夏はワタリガニを釣ろう

富山湾では、梅雨明けと同時にワタリガニが接岸します。これを狙って、カニ網の仕掛けでワタリガニを狙います。

長年この釣りをしている人が言うには、タコが多い年はワタリガニが少なく、タコが少ない年はワタリガニが多いそうです。

仕掛けは、魚の切り身(値つかずのアジ子が良いでしょう)を入れておく網でできた袋の回りを、ネットが包んでいるだけのものを使います。

これを海に投げ入れておくと、魚の切り身を食べに来たカニが、ネットに脚やハサミをひっかけて取れなくなってしまうのです。

ワタリガニは3種類います。

まず、茶色のガザミというカニで、ホンワタリなどのあだ名がついています。

次に、青色のタイワンガザミというカニです。アオイカニというあだ名がついています。

最後が、イシガニです。イシガニは、ガザミやタイワンガザミと比べて、それほど大きくはありません。だから、釣れてもリリースします。

この釣りの醍醐味は何と言っても、どこにカニが潜んでいるかを探し出すことです。

それから、接岸する日を的確に選ぶことです。

海が荒れていると漁港の中に逃げ込んでくるので、チャンスです。

ハサミの幅が20センチ程度のカニは1匹300円ですが、30センチになると500円から800円の値が付きます。

富山では、ワタリガニのことを御汁ガニ(オツユガニ)と呼んでいます。

味噌汁にしかできないからです。

だけど、30センチ級になるとお情け程度ですが身があります。

ズワイより薄い味なのは仕方がありませんが、それでも美味しいです。

夏は暑いので、仕掛けを投げ込んでおいて、涼しいところで昼寝した後、カニがかかっているかどうかを見に行く。

体力を消費しない、そして熱中症などにならないカニ釣りがおすすめです。